一応報告。

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comment:: 実際の性的なSMっていうのはよくわからなく（そういう絵や写真とかは好きですが）、結局藤田博史あたりがいう、「マゾヒストの/Sは/から解き放たれ、生々しいSが眼前する」ってことぐらいです。マゾヒズムについては。従って、未去勢な主体を論じている最近の自閉症論などと同じものだとわたしは考えてるんですけどね。実際の性的SMは、まあ興味もったら分析するのではないでしょうか。学生時代あるSM誌のライターバイトをしたことがあるのですが、SMという現象には興味があるけれど、そこに関わっている人たち、実際にそういうプレイに走る人たちはなんか違和感あるよな、とは思っていました。なので藤田のSM論っていうのは、現実的（臨床的）ではない、理屈でSMを突き詰めた理想論、机上の空論だとも思っています。でも納得できるところはあるんですけどね。本当のマゾヒストは性的SMとは関係ないところにあるっていう、精神分析の社会方面への応用でよくある構造。「フロイト派は芸術的物語をなんでもかんでもエディプスコンプレックスに還元するからつまんねえ」って奴と似たような話じゃないんでしょうか。
キー
秘密: 秘密にする