ミラーマン（植草じゃないよ）

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comment:: 『同調＝他に調子を合わせること』が主義になったことを、わたしは「ツレションルール」や「「あーわかるわかるう」と言っときゃいい空気」などと表現しています。以下、便宜的にそれを「ツレションルール」と呼びます。（定型発達的な）人間が何故ルールに従うか。それは、一般的な語義よりもう少し意味が広い意味での、「人と人との関係の総体」としての社会に参画するためです。この人間が従うルールには、一つの視点としての話ですが、二つの側面があると言えます。一つは、言語的、理屈的なルール。フェミ的に言えば「男性的な社会」とかになるでしょうか。ラカン派的言い方なら「象徴界的な社会」となり、フロイト派的なそれなら「現実原則主義的社会」となり、和田秀樹論なら「メランコ人間が多数であった社会」となるでしょう。和田論のURL。 http://www.hidekiwada.com/clinica_test/ もう一つは、体感的、想像的なルール。言語化、理屈化されない、非合理的なものも含まれたルール。フェミ的に言えば「女性的な社会」、ラカン派的言い方なら「想像界的な社会」、フロイト派的な言い方なら「快楽原則主義的社会」、和田論なら「シゾフレ人間が多数となった社会」となるでしょう。あなたの示す『同調＝他に調子を合わせること』がどちらの傾向が強いものかはわかりませんが、HNなどから後者の女性的なルールを指してのものだとわたしは思いました。わたしは、（非合理故）言語化できない、体感的な側面が強いルールを、わたしの記憶に基づいて、「ツレションルール」と比喩的かつ揶揄的に表現しているわけですが、そういった推論から、それは「ツレションルール」じゃないか、と述べました。わたしは、これらのどちらのルールがよいか、という話はしていません。そのどちらもルールも、「定型発達という精神障害」者が、パラノイアックな妄想として共有しているルールにすぎない、と考えています。なので、その両方のルールの悪い側面をあげつらうわけです。ただし、象徴界的なルールを攻撃する場合は、体感的な、文芸的比喩的やり方が有効であり、想像界的なルールを攻撃する場合は、理屈的な、合理的やり方が有効であるのは、まあつまらない構造だと自分でも思えるのですが、わたしの経験をもって、傾向的に正であると言えます。未去勢な主体が、大多数である去勢済みな主体の中で生きようとした場合、想像的かつ象徴的でなければならない、女性的かつ男性的でなければならない、と思います。従って、わたしは父性的かつ母性的であろうと思っています。それらの悪い側面をフィーチャーしたもの。精神分析ではペニスを持つ母即ちファリックマザーなどと呼びますが、これこそがユング派の言うテリブルマザーではないか、と思います。実際的（臨床的）には、これらの二つのルールは、その主体で混淆されていることが多いですけれどね。まず初めに、その主体が傾向的にどちらのルールに従っているか判断すれば、逆精神分析のとば口になるように思います。
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