殺すよ。
2010/04/05/Mon
わたしはわたしの体を出産させられた。
わたしをレイプしはらませたつるつるした人型に対する復讐として、わたしの体を育てた。
それとそっくりなように。
だけどまったく別物として。
お腹の中にペニスがめり込んでいる。腕。引き出すのは水晶か糞便か。
お腹に原因があるのではなく、腕の方に原因がある。
腕が水晶か糞便かを決める。
糞便を引き出すと、他の神々に嫉妬するヤハウェのように、狂ったように、体の中をまさぐる。
体はからっぽになる。
これがわたしが出産した体。
出産したわが子をレイプするように、体の中にもぐり込めば、わたしはわたしになれると思う。
そいつだ。そいつそいつ、そいつだ。そいつ、そいつ、わたしが殺したい奴。
お前とお前の中にいるお前がアナルセックスしているお前。
そいつ。
殺すよ。
それに向かっているとしたらそれじゃない。簡単なこと。それじゃないから向かっている。
お前のことだよ? お前はそれじゃないんだよ。
だけどお前を殺せばお前を殺せる。
なんでだろうね。
谷山浩子の楽曲と初音ミクの相性がいいのは認めるが、だめだろーって思う曲もあるよな。『きみが壊れた』とか。試しに想像してみた。んー。なんか違うよなー。何が違うって、これは「壊れたきみ」を捨てる「僕」が歌っているわけで、「壊れたきみ」がミクの声ならいいけど(だから出だしの「信じてる、信じてる、信じてる」に限ってはミク声は映えると思う。これは「壊れたきみ」の台詞だろ)、「僕」がミクだと、ファロセントリスムになる。いや、この「僕」は「壊れたきみ」の妄想で、歌っているのは「壊れたきみ」だ、とすれば、まあ理屈的にいいけど、そうすると、ミクじゃない。こういうひねくれた感じを出さないのがボーカロイドのいいところだろ。こういうひねくれた感じならむしろ演歌っぽいこぶしとかが映えそう。いやミクに見事にこぶし回させてるのもあるけどさ。
ボーカロイドは自閉症ではあろうが、統合失調症じゃないんだよ。
「壊れたきみ」が「僕」を妄想するのが、統合失調症の「きみ」だ。
プレコックス感はむしろこのときに生じるものだと思うんだが。
だから、自閉症がプレコックス感を醸し出しているときは、むしろ正常との瀬戸際に歩み進んでいるときだと思うんだが。
努力の賜物だと思うんだが。
幻想を破壊するには、現実と対峙させてもだめだ。現実は幻想に飲まれるだけ。
幻想を破壊するには、幻想でなきゃだめだ。
統合失調症は幻想しているから、幻想が壊されそうになるプレコックス感を、観察者は感じるのだ。
意味の破壊ではなく、破壊のシニフィアンス。
むしろこの曲って某宗教にはまった谷山が昔の谷山を壊してしまったって歌なんじゃないだろうか。それを捨てるって歌なんじゃないだろうか。今の神がいる谷山が「僕」。
幻想が「僕」。
雨は優しいよな。殺してくれる。
あ、これちょっとおもれえ。
わたしをレイプしはらませたつるつるした人型に対する復讐として、わたしの体を育てた。
それとそっくりなように。
だけどまったく別物として。
お腹の中にペニスがめり込んでいる。腕。引き出すのは水晶か糞便か。
お腹に原因があるのではなく、腕の方に原因がある。
腕が水晶か糞便かを決める。
糞便を引き出すと、他の神々に嫉妬するヤハウェのように、狂ったように、体の中をまさぐる。
体はからっぽになる。
これがわたしが出産した体。
出産したわが子をレイプするように、体の中にもぐり込めば、わたしはわたしになれると思う。
そいつだ。そいつそいつ、そいつだ。そいつ、そいつ、わたしが殺したい奴。
お前とお前の中にいるお前がアナルセックスしているお前。
そいつ。
殺すよ。
それに向かっているとしたらそれじゃない。簡単なこと。それじゃないから向かっている。
お前のことだよ? お前はそれじゃないんだよ。
だけどお前を殺せばお前を殺せる。
なんでだろうね。
谷山浩子の楽曲と初音ミクの相性がいいのは認めるが、だめだろーって思う曲もあるよな。『きみが壊れた』とか。試しに想像してみた。んー。なんか違うよなー。何が違うって、これは「壊れたきみ」を捨てる「僕」が歌っているわけで、「壊れたきみ」がミクの声ならいいけど(だから出だしの「信じてる、信じてる、信じてる」に限ってはミク声は映えると思う。これは「壊れたきみ」の台詞だろ)、「僕」がミクだと、ファロセントリスムになる。いや、この「僕」は「壊れたきみ」の妄想で、歌っているのは「壊れたきみ」だ、とすれば、まあ理屈的にいいけど、そうすると、ミクじゃない。こういうひねくれた感じを出さないのがボーカロイドのいいところだろ。こういうひねくれた感じならむしろ演歌っぽいこぶしとかが映えそう。いやミクに見事にこぶし回させてるのもあるけどさ。
ボーカロイドは自閉症ではあろうが、統合失調症じゃないんだよ。
「壊れたきみ」が「僕」を妄想するのが、統合失調症の「きみ」だ。
プレコックス感はむしろこのときに生じるものだと思うんだが。
だから、自閉症がプレコックス感を醸し出しているときは、むしろ正常との瀬戸際に歩み進んでいるときだと思うんだが。
努力の賜物だと思うんだが。
幻想を破壊するには、現実と対峙させてもだめだ。現実は幻想に飲まれるだけ。
幻想を破壊するには、幻想でなきゃだめだ。
統合失調症は幻想しているから、幻想が壊されそうになるプレコックス感を、観察者は感じるのだ。
意味の破壊ではなく、破壊のシニフィアンス。
むしろこの曲って某宗教にはまった谷山が昔の谷山を壊してしまったって歌なんじゃないだろうか。それを捨てるって歌なんじゃないだろうか。今の神がいる谷山が「僕」。
幻想が「僕」。
雨は優しいよな。殺してくれる。
あ、これちょっとおもれえ。
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