金の「父」、法の「父」。
2011/05/01/Sun
この記事のとは別のマスターの話ね。
そのマスターとは別の店で知りあった。「今度うちにもきてねー」というありがちなパターン。でなんか何度かいってボトルもらったりして、でもお互いに本名は知らないというゆるいつきあいをしていた。年は親とほとんどタメ。
で、まあ流行ってないほんとうらびれたスナックなんだが、客はわたし一人だけなんて状況にたびたびなって、マスターの自分語りを聞くこともあった。
そういうときって不思議だな。(ラカン的な意味ではない)現実世界の判断基準というか、そういうのがなくなった感じで話を聞いている。
それはともかく、要約すると、マスターは昔、法律を逆手に取るようなダークな仕事をしていて、一時期は都内でブイブイ言わせていたらしいんだな。もちろん本人がそう言っているだけなので本当かどうかは知らない。新宿の有名な某店の社長と知りあいだとか言ってたな。「タダで飲める?」って聞いたら「タダでは無理だな」とのことだったが。
でまあ、テレビのニュースとかで法律関係の解説をしてたりしてたので、少なくとも法律に興味があるのは事実だろう。
そのマスターの法律観はひねくれていた。はっきりと言ったわけではないが、「たとえでっちあげでも裁判官が認めさえすれば真実になる」というような論旨のことをよく言っていた。
妄想を暴走させると、「では裁判官の判断さえ支配するものは」という問いに、おそらく昔の彼は、「金」と答えただろう、なんて思う。「金の力は裁判すら左右する」などと。
いやそのときのマスターは貧乏だ。ありていな言い方だと、「金の力でのしあがり金の力でやられた」という奴だ。そのなれの果て。
でな、そのマスター、ホリエモン大嫌いなんだわ。例の事件があったときとかボロカス言ってた。
でもさ、わたしからすれば、マスターの話を鵜呑みにすれば、ホリエモンとかぶるんだよな。別にインターネット事業をやってたわけではないしホリエモンがダークな仕事をしていたとは言わないが。
ぶっちゃけ同族嫌悪だろ、と。ルサンチマン。
マスターは、ホリエモンに若かりし頃の自分を重ねていた、なんて言うとよく聞こえるか。
その店にいかなくなって久しいのだが、去年だか事故だか病気だかで休業しているという噂を聞いた。多分もう潰れてるだろう。客いなかったし。
何が言いたいわけでもない。
なんだろうな。法も金も、それぞれの男にとって「父」だった、って話かね。金の「父」の方が退行的だが。「子供がぶたれる」幻想の第二段階。法の「父」は第三段階だ。
ホリエモンも若い頃のマスターも、「私は金という「父」にぶたれ、愛されている」みたいに思ってたのかもな。無意識で。
無理矢理まとめてみた。
あ、五月だ。
めんどくさい。
センスのなさ。古い活動写真とか、「動いているように見える」のであって、「現実世界と同様に動いている」というわけではない。
そのずれがあれ。
そのずれを見ないと。
そのずれを見さえすれば、どんな喜劇もラブロマンスもアクション映画も英雄物語も、悲劇になる。
そのマスターとは別の店で知りあった。「今度うちにもきてねー」というありがちなパターン。でなんか何度かいってボトルもらったりして、でもお互いに本名は知らないというゆるいつきあいをしていた。年は親とほとんどタメ。
で、まあ流行ってないほんとうらびれたスナックなんだが、客はわたし一人だけなんて状況にたびたびなって、マスターの自分語りを聞くこともあった。
そういうときって不思議だな。(ラカン的な意味ではない)現実世界の判断基準というか、そういうのがなくなった感じで話を聞いている。
それはともかく、要約すると、マスターは昔、法律を逆手に取るようなダークな仕事をしていて、一時期は都内でブイブイ言わせていたらしいんだな。もちろん本人がそう言っているだけなので本当かどうかは知らない。新宿の有名な某店の社長と知りあいだとか言ってたな。「タダで飲める?」って聞いたら「タダでは無理だな」とのことだったが。
でまあ、テレビのニュースとかで法律関係の解説をしてたりしてたので、少なくとも法律に興味があるのは事実だろう。
そのマスターの法律観はひねくれていた。はっきりと言ったわけではないが、「たとえでっちあげでも裁判官が認めさえすれば真実になる」というような論旨のことをよく言っていた。
妄想を暴走させると、「では裁判官の判断さえ支配するものは」という問いに、おそらく昔の彼は、「金」と答えただろう、なんて思う。「金の力は裁判すら左右する」などと。
いやそのときのマスターは貧乏だ。ありていな言い方だと、「金の力でのしあがり金の力でやられた」という奴だ。そのなれの果て。
でな、そのマスター、ホリエモン大嫌いなんだわ。例の事件があったときとかボロカス言ってた。
でもさ、わたしからすれば、マスターの話を鵜呑みにすれば、ホリエモンとかぶるんだよな。別にインターネット事業をやってたわけではないしホリエモンがダークな仕事をしていたとは言わないが。
ぶっちゃけ同族嫌悪だろ、と。ルサンチマン。
マスターは、ホリエモンに若かりし頃の自分を重ねていた、なんて言うとよく聞こえるか。
その店にいかなくなって久しいのだが、去年だか事故だか病気だかで休業しているという噂を聞いた。多分もう潰れてるだろう。客いなかったし。
何が言いたいわけでもない。
なんだろうな。法も金も、それぞれの男にとって「父」だった、って話かね。金の「父」の方が退行的だが。「子供がぶたれる」幻想の第二段階。法の「父」は第三段階だ。
ホリエモンも若い頃のマスターも、「私は金という「父」にぶたれ、愛されている」みたいに思ってたのかもな。無意識で。
無理矢理まとめてみた。
あ、五月だ。
めんどくさい。
センスのなさ。古い活動写真とか、「動いているように見える」のであって、「現実世界と同様に動いている」というわけではない。
そのずれがあれ。
そのずれを見ないと。
そのずれを見さえすれば、どんな喜劇もラブロマンスもアクション映画も英雄物語も、悲劇になる。
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