九十度か百二十度かの角度
2011/07/06/Wed
自転車がとめてあった。その向こうは河川敷になって雑草が生い茂っている。
ふと自転車のスタンドを取りつける部分に目がいった。
なんとも言えないわさわさする感じ。
その部分が急に平面になって、わたしの背後にあるような。いや、平面が、二つになって、九十度か百二十度かの角度で。
うしろの雑草を見る。自転車が前にあるのか雑草が前にあるのかわからなくなる。
漁師の網のような気配。
ほんの数秒のこと。よくある。気が遠くなる感じ。でも気は失わない。なれた。
鼻のうしろにある部分が背後にひっぱられるような。
悪くないと思う。
一瞬道に迷ってしまった。いつも通る道なのに。
道に迷いながらでも歩ける。条件反射のようなものだ。
自分が前を歩いているようだ。
追いつこうとすると離れていく。
地面がトランポリンみたいになっていく。
立ちどまる。わたしは歩けていない、と思う。
とりあえず立っている。おさまるのを、過ぎさるのを待つ。
それしかできない。
死にたい、ではなく、固体・個体として生きたくない。
放射能のように生きたい。
放射能は生きているのか。生きているとは言えないか。
ふと自転車のスタンドを取りつける部分に目がいった。
なんとも言えないわさわさする感じ。
その部分が急に平面になって、わたしの背後にあるような。いや、平面が、二つになって、九十度か百二十度かの角度で。
うしろの雑草を見る。自転車が前にあるのか雑草が前にあるのかわからなくなる。
漁師の網のような気配。
ほんの数秒のこと。よくある。気が遠くなる感じ。でも気は失わない。なれた。
鼻のうしろにある部分が背後にひっぱられるような。
悪くないと思う。
一瞬道に迷ってしまった。いつも通る道なのに。
道に迷いながらでも歩ける。条件反射のようなものだ。
自分が前を歩いているようだ。
追いつこうとすると離れていく。
地面がトランポリンみたいになっていく。
立ちどまる。わたしは歩けていない、と思う。
とりあえず立っている。おさまるのを、過ぎさるのを待つ。
それしかできない。
死にたい、ではなく、固体・個体として生きたくない。
放射能のように生きたい。
放射能は生きているのか。生きているとは言えないか。
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