ファルスいろいろ
2014/08/14/Thu
まあファルスのマテームってあるんだけどソーカルな部分もあるわたしなりに書いておこう。
●去勢済み男(強迫症)
-φ → Φ
※いわゆる一般的に言われている「去勢」。「象徴的去勢」。小笠原理論では「去勢ではない」。
●去勢済み女(ヒステリー)
-φ
※「女性は去勢不安のまま大人になる」。
●男の倒錯
-φ → Φ → Φの否認 → φ
※この(Φ → Φの否認 → φ)が幼児的万能感であったりする。
●女の倒錯
-φ → Φの否認 → φ
※この場合、(Φの否認 → φ)がΦと同じ作用を持ち、去勢済み男と同様に現実原則に適応可能となる。
ここにおける-φはalienationであり、これこそが精神分析の出発点である。
ここで描かれた-φ以外のファルスのあり方は、精神分析以前の問題として考えられるべきである。これらは精神分析の本分ではない。精神分析の出発点にどう立たせるかという問題であり、いわば「予備面接」における理論である。
もちろん「予備面接」は「予備面接」として重要なものであるが、日本のラカニアンにはそれを重視し本分を軽んじているという本末転倒な輩も多いので注意されたし。
●去勢済み男(強迫症)
-φ → Φ
※いわゆる一般的に言われている「去勢」。「象徴的去勢」。小笠原理論では「去勢ではない」。
●去勢済み女(ヒステリー)
-φ
※「女性は去勢不安のまま大人になる」。
●男の倒錯
-φ → Φ → Φの否認 → φ
※この(Φ → Φの否認 → φ)が幼児的万能感であったりする。
●女の倒錯
-φ → Φの否認 → φ
※この場合、(Φの否認 → φ)がΦと同じ作用を持ち、去勢済み男と同様に現実原則に適応可能となる。
ここにおける-φはalienationであり、これこそが精神分析の出発点である。
ここで描かれた-φ以外のファルスのあり方は、精神分析以前の問題として考えられるべきである。これらは精神分析の本分ではない。精神分析の出発点にどう立たせるかという問題であり、いわば「予備面接」における理論である。
もちろん「予備面接」は「予備面接」として重要なものであるが、日本のラカニアンにはそれを重視し本分を軽んじているという本末転倒な輩も多いので注意されたし。
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