アジャセコンプレックス
2007/10/12/Fri
「許し」とは、もっとも優れた呪術ではないだろうか。
そう考えるならば、アジャセコンプレックスとは、父性原理的な「法」の契機としてのエディプスコンプレックスと対置される、母性原理的な「呪」の契機を示しているものではないか、と言えるだろう。
法と呪。
「許し」の、優しい母親的側面だけしか見えていないと、コンプレックスとはならないし、コンプレックスと理解され得ないだろう。
アブジェクトの化粧としての対象aしか見れない「屈託のない鈍感な人たち」にとっては、「許し」は優しい母の笑顔でしかない。
ラカンの「命のしかめっ面」としての現実界。ユングのテリブルマザー。フロイトの反復強迫。
(身体的に)「生きる」という、呪い。
死ぬまで生きてしまう、呪い。
そう考えるならば、アジャセコンプレックスとは、父性原理的な「法」の契機としてのエディプスコンプレックスと対置される、母性原理的な「呪」の契機を示しているものではないか、と言えるだろう。
法と呪。
「許し」の、優しい母親的側面だけしか見えていないと、コンプレックスとはならないし、コンプレックスと理解され得ないだろう。
アブジェクトの化粧としての対象aしか見れない「屈託のない鈍感な人たち」にとっては、「許し」は優しい母の笑顔でしかない。
ラカンの「命のしかめっ面」としての現実界。ユングのテリブルマザー。フロイトの反復強迫。
(身体的に)「生きる」という、呪い。
死ぬまで生きてしまう、呪い。