何をそんなに怯えているの?
2008/06/08/Sun
映画やドラマでよく聞くセリフ。
「あなたは何をそんなに怯えているの?」
主人公男性をサポートするヒロインや、賢者タイプのキャラクターがよく言っている。
何故そこで、「お前だ」と言えないのだろう。
「世の中全ての物が、お前やわたし含めた全ての物質に、わたしは怯えている」
と正直に言えないのだろう。
わたしは言っただろ。言っているだろ。「物が悪意だ」と。「物自体とは悪意だ」と。何度言わせればわかるんだ。余計に怯えさせるために言わせているのか。悪意たる物自体の世界に閉じ込めようとして言わせているのか。
なんて狡猾なのだろう。人間というシステムは。
このメスで、その肉を切り刻まないとわかってくれないのか。
もう何度も言っただろう。言っておいただろう。
存在など、悪意の集合体でしかないのだ。
だから、切り刻むのだ。
わたしはお前に怯えているから、お前を切り刻むのだ。
わたしに怯えているから、わたしを切り刻むのだ。
ただ、悪意を切り刻んでいるのだ。
わたしも悪意だから、切り刻んでいるのだ。
それが、現実というものだろう。
物自体とは、そういうことだろう。
「あなたは何をそんなに怯えているの?」
主人公男性をサポートするヒロインや、賢者タイプのキャラクターがよく言っている。
何故そこで、「お前だ」と言えないのだろう。
「世の中全ての物が、お前やわたし含めた全ての物質に、わたしは怯えている」
と正直に言えないのだろう。
わたしは言っただろ。言っているだろ。「物が悪意だ」と。「物自体とは悪意だ」と。何度言わせればわかるんだ。余計に怯えさせるために言わせているのか。悪意たる物自体の世界に閉じ込めようとして言わせているのか。
なんて狡猾なのだろう。人間というシステムは。
このメスで、その肉を切り刻まないとわかってくれないのか。
もう何度も言っただろう。言っておいただろう。
存在など、悪意の集合体でしかないのだ。
だから、切り刻むのだ。
わたしはお前に怯えているから、お前を切り刻むのだ。
わたしに怯えているから、わたしを切り刻むのだ。
ただ、悪意を切り刻んでいるのだ。
わたしも悪意だから、切り刻んでいるのだ。
それが、現実というものだろう。
物自体とは、そういうことだろう。