人形という翻訳機
2008/06/09/Mon
「確かに、さっきまでは『好き』だったかもしれないけど、今は、少なくともさっきまでの『好き』とは違うもので、『好き』じゃないってことは『嫌い』かもしれないけれど、『嫌い』と言ってもまた違うものになっちゃうから、『好き』だし『嫌い』だとしか言えないけれど、そう言っちゃうと、『好き』でも『嫌い』でもある何かはどっか行っちゃうから、『好き』でも『嫌い』でもないの。だから、『好き』だし『嫌い』だし、『好き』でも『嫌い』でもないって言い方しかできないのだけれど、あなたは何故そんな不満そうな顔をするの?」
人形という翻訳機を経由すると、これらの言葉はこうアウトプットされる。
「アナタダケヲ、ズット、ズウット、スキヨ」
人形という翻訳機を経由すると、これらの言葉はこうアウトプットされる。
「アナタダケヲ、ズット、ズウット、スキヨ」