春ですか?
2009/03/06/Fri
「命が芽吹くだなんて何がいいのさ? そもそも命かどうかなんて人が決めたことじゃない」
またそんな屁理屈ばかり。
そう言うことでどうしたいの?
嫉妬? なんに? 芽吹いている命に?
それを同類と見做す傲慢な人間たちに。
嫉妬というより違和感。ほんのちっぽけな違和感。だから言わなくても済むこと。
だけど言わないままでいると違和感を感じた自分は殺される。やがて存在しなくなる。
芽吹く命だけじゃない。春という季節すら人間たちは同類と見做している。まるでそこにいる人間のように春を語る。
春という優しい人に抱かれようとしている。
「命の誕生なんてただの変化じゃない」
その癖自分の変化を主張するわたし。
わかってるの。
これは春ですか? わたしの変化は春ですか? 答えてください。あなたが答えてもわたしは信じません。なんでもかんでも同類と見做す傲慢なあなたの答えはきっとわたしを不愉快にするでしょう。
この不愉快も春ですか?
あなたへの殺意も命ですか?
わたしには何が芽吹いていますか?
答えてください。
ただ、あなたの答えはわたしが欲しいものじゃないだけのことです。
あなたの背中は温かいです。なのに顔を向けると途端に嘘になります。
答えてください。答えないでください。答えないで答えてください。
あなたのためにライターを持ってきました。タバコに火をつけるふりして顔を焼いてみようと思っています。
それはあなたの顔ですか?
それも春ですか?
同類ですか?
焼いてみればわかりますか?
わたしの命は変化を忘れてしまった。ライターで焼いてみれば変化するだろうか。
命は芽吹くだろうか。
またそんな屁理屈ばかり。
そう言うことでどうしたいの?
嫉妬? なんに? 芽吹いている命に?
それを同類と見做す傲慢な人間たちに。
嫉妬というより違和感。ほんのちっぽけな違和感。だから言わなくても済むこと。
だけど言わないままでいると違和感を感じた自分は殺される。やがて存在しなくなる。
芽吹く命だけじゃない。春という季節すら人間たちは同類と見做している。まるでそこにいる人間のように春を語る。
春という優しい人に抱かれようとしている。
「命の誕生なんてただの変化じゃない」
その癖自分の変化を主張するわたし。
わかってるの。
これは春ですか? わたしの変化は春ですか? 答えてください。あなたが答えてもわたしは信じません。なんでもかんでも同類と見做す傲慢なあなたの答えはきっとわたしを不愉快にするでしょう。
この不愉快も春ですか?
あなたへの殺意も命ですか?
わたしには何が芽吹いていますか?
答えてください。
ただ、あなたの答えはわたしが欲しいものじゃないだけのことです。
あなたの背中は温かいです。なのに顔を向けると途端に嘘になります。
答えてください。答えないでください。答えないで答えてください。
あなたのためにライターを持ってきました。タバコに火をつけるふりして顔を焼いてみようと思っています。
それはあなたの顔ですか?
それも春ですか?
同類ですか?
焼いてみればわかりますか?
わたしの命は変化を忘れてしまった。ライターで焼いてみれば変化するだろうか。
命は芽吹くだろうか。