反魂の術
2009/05/02/Sat
このブログは、精神分析という屁理屈に経血を擦りつけている。
哲学や社会や物語の登場人物などといった、劣化された人なるものにしか適用されなくなってしまった精神分析という死者を蘇らせようとしている。反魂の術である。
精神分析は治療に役立たない。そうかもしれない。ならば悪化に役立たせてみればよい。発想の転換である。精神に対しての作用という意味では治療も悪化も同じである。悪化を特別に目的とはしないが、悪化もよしとする精神分析があってもいい。そういう実験をしてみて初めて「精神分析は人間の精神に対して無力である」かどうかがわかる。
であるならば、悪化を目的とした精神分析を試してみよう、というのがわたしが主張する逆精神分析である。少年少女が素行不良に走るのと同じ機制である。反抗期である。わたしはずっと反抗期を生き続けている。
要するにとても悪質な構ってちゃんである。
精神分析家という優等生の百点満点のテスト用紙を盗み出し、トイレで経血を擦りつけ、机の中にこっそり戻しておくがごときブログである。
それを見た優等生たちがどんな本性を見せるか。優等生たちの本性を暴こうとしている。
お前たちのリアクションには興味ないよ。想像するだけでいい。
これがわたしの正常へのすがりつきだ。溺れる者が掴む藁だ。
生の欲動だけしか存在しない世界に爪を立てる。ファルス的享楽を一心に目指す男の背中に爪を立てる。
わたしが落ちないように。
お前がどうなろうと知ったこっちゃない。
だからわたしは逆精神分析を行なうことができる。
血に染まったテスト用紙が呪詛を吐き始める。
大学のディスクールにおける余剰物S/の斜線が少しだけ綻ぶ。
あるキチガイさんへ私信。すまんぱくった。
レキソタンが効いてるからかうまく「これ」という言葉が浮かばない。
薬は慣れると言われているので頓服で出されたものはなるべく飲まないようにしている。すると結構たまって消化するかーみたいな感じで飲み始めることがある。レキソタンは前からいい感じ。喉の奥の方が下に落ち着く感じというか。結果口や鼻あたりがすっきりとは言えないけどいい感じになる。一日効くって思ってたんだが半日なのか。落ち着くというより行動が重くなる。
文字が躍っている今なら言えるが、薬師さん、あなたを抱きしめたい。きつく、圧殺するほど抱きしめたい。窒息死させるほど抱きしめたい。何故かわたしはそうしないといけない気がする。力が足りないのは予測できるが、抱きしめて圧殺してあげたい。そうすることであなたがどう変わるかなんて知らない。今のあなたの状況を見ると、誰かにきつく抱きしめられるべき、いや、拘束衣を着させられるべき状態に思える。あなたが死に物狂いでそれから逃れようとしても、わたしも死に物狂いであなたを抱きしめようとする。あきさん曰く「殺し合いのセックス」ならぬ「死に物狂いで傷つけ合う抱擁」。
きつく。きつく。小動物を踏み潰すような圧殺。抱擁。
もちろん、後ろから突然。
そうすれば抗不安剤としてのわたしという薬は作用するだろうか。
しかし、これらは観測者の域を超えている。キチガイ同士の転移の可能性がある。あまり医療的によい結果は望めないだろう。
あなたの実母が抱きしめる役をする選択肢もあるが、これはそもそもの目的すら達成できないだろう。
だからわたしという偽母が……、
落ち着こう。
あなたに対しては観察者でいたかったのだが、いるつもりなのだが、わたしはあなたの「容器」になりたいと思った。
精液よりもっとたちの悪い「想像的父というアガペー」などと表現される「容器」に、わたしはなりたがってしまった。
結果がどうなるかなど予測できないままに。
この文章を最後に観察者に戻ります。
せめてわたしの文章が、あなたを多少なりとも圧縮できますように。
かりそめの有限を入手できますように。
使い捨てでいい。
哲学や社会や物語の登場人物などといった、劣化された人なるものにしか適用されなくなってしまった精神分析という死者を蘇らせようとしている。反魂の術である。
精神分析は治療に役立たない。そうかもしれない。ならば悪化に役立たせてみればよい。発想の転換である。精神に対しての作用という意味では治療も悪化も同じである。悪化を特別に目的とはしないが、悪化もよしとする精神分析があってもいい。そういう実験をしてみて初めて「精神分析は人間の精神に対して無力である」かどうかがわかる。
であるならば、悪化を目的とした精神分析を試してみよう、というのがわたしが主張する逆精神分析である。少年少女が素行不良に走るのと同じ機制である。反抗期である。わたしはずっと反抗期を生き続けている。
要するにとても悪質な構ってちゃんである。
精神分析家という優等生の百点満点のテスト用紙を盗み出し、トイレで経血を擦りつけ、机の中にこっそり戻しておくがごときブログである。
それを見た優等生たちがどんな本性を見せるか。優等生たちの本性を暴こうとしている。
お前たちのリアクションには興味ないよ。想像するだけでいい。
これがわたしの正常へのすがりつきだ。溺れる者が掴む藁だ。
生の欲動だけしか存在しない世界に爪を立てる。ファルス的享楽を一心に目指す男の背中に爪を立てる。
わたしが落ちないように。
お前がどうなろうと知ったこっちゃない。
だからわたしは逆精神分析を行なうことができる。
血に染まったテスト用紙が呪詛を吐き始める。
大学のディスクールにおける余剰物S/の斜線が少しだけ綻ぶ。
あるキチガイさんへ私信。すまんぱくった。
レキソタンが効いてるからかうまく「これ」という言葉が浮かばない。
薬は慣れると言われているので頓服で出されたものはなるべく飲まないようにしている。すると結構たまって消化するかーみたいな感じで飲み始めることがある。レキソタンは前からいい感じ。喉の奥の方が下に落ち着く感じというか。結果口や鼻あたりがすっきりとは言えないけどいい感じになる。一日効くって思ってたんだが半日なのか。落ち着くというより行動が重くなる。
文字が躍っている今なら言えるが、薬師さん、あなたを抱きしめたい。きつく、圧殺するほど抱きしめたい。窒息死させるほど抱きしめたい。何故かわたしはそうしないといけない気がする。力が足りないのは予測できるが、抱きしめて圧殺してあげたい。そうすることであなたがどう変わるかなんて知らない。今のあなたの状況を見ると、誰かにきつく抱きしめられるべき、いや、拘束衣を着させられるべき状態に思える。あなたが死に物狂いでそれから逃れようとしても、わたしも死に物狂いであなたを抱きしめようとする。あきさん曰く「殺し合いのセックス」ならぬ「死に物狂いで傷つけ合う抱擁」。
きつく。きつく。小動物を踏み潰すような圧殺。抱擁。
もちろん、後ろから突然。
そうすれば抗不安剤としてのわたしという薬は作用するだろうか。
しかし、これらは観測者の域を超えている。キチガイ同士の転移の可能性がある。あまり医療的によい結果は望めないだろう。
あなたの実母が抱きしめる役をする選択肢もあるが、これはそもそもの目的すら達成できないだろう。
だからわたしという偽母が……、
落ち着こう。
あなたに対しては観察者でいたかったのだが、いるつもりなのだが、わたしはあなたの「容器」になりたいと思った。
精液よりもっとたちの悪い「想像的父というアガペー」などと表現される「容器」に、わたしはなりたがってしまった。
結果がどうなるかなど予測できないままに。
この文章を最後に観察者に戻ります。
せめてわたしの文章が、あなたを多少なりとも圧縮できますように。
かりそめの有限を入手できますように。
使い捨てでいい。