糞
2009/10/22/Thu
お前ら人間はなんて汚らしいんだ。汚いもの、きれいなものと区別すること自体が汚らわしいのだ。真に汚らわしくないものとはそんな区別すらしないものだ。だからお前らの優しさなど優しさではない。汚らしい糞を投げつけてくるようなものだ。お前らは糞にまみれているからそれが糞だと気づかないだけだ。そんなお前らはわたしを糞だと言う。その通りだ。わたしはただのものだから、お前の中にある糞を、汚いもの、きれいなものを区別する機能を、わたしの中に見出しているのだ。お前らの優しさなどいらぬ。人間じゃない、たとえばバファリンの優しさなどなら構わない。また、ただの細胞が寄り集まっただけの、肉体だけの人間の優しさなら構わない。それ以外は糞だ。わたしもお前もただの細胞が寄り集まっただけの物質だ。だから、お前がわたしに投げた糞を、お前が汚らしく思っているのだ。