ファクティッシュとファルス
2011/09/04/Sun
はいはい他人ちのコメント欄の流用。
脂 2011/09/04 04:49
留学で「落ちちゃう」場合もあるだろうけどな。
そういう「異文化に住むことで落ちちゃう」病気は結構ある。旦那の海外赴任についてった妻とかな。旦那は会社という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所があるが、妻にはないから、みたいなことか。
で、こういうときに「ファクティッシュ」って概念になるわけだろうけど、「異文化在住を原因とする落ちちゃう精神疾患」には有効な気がするわ。
脂 2011/09/04 04:50
>旦那は会社という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所があるが、
妻も子供や家庭という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所を持ちえるがな。
脂 2011/09/04 05:00
結局ファクティッシュってファルスの意味作用の一部だと思うがな。ファルスに近い意味ではあるが。
脂 2011/09/04 05:14
>で、こういうときに「ファクティッシュ」って概念になるわけだろうけど、「異文化在住を原因とする落ちちゃう精神疾患」には有効な気がするわ。
実験的にわかりやすく言い直してみよう。
「ファクティッシュ」ってのは、「全体性を把握することでゲットする確信感」だ。いわば民俗的な「迷信」もこれ。神話なんてぶっちゃけ全部そうだろ、「神様があれこれして昼と夜ができた」って風に「迷信」としての「全体性」を説明している。
もちろんその文化に属している人々がみんな本当に「神様があれこれして昼と夜ができた」と信じているというわけでもなかろう。問題は、「神様があれこれして昼と夜ができた」こと自体は別に信じているというほどでもないかもしれないが、それに従うことでえる「確信感」そのものだ。
この「確信感」が、旦那の海外赴任についてった妻が陥る精神疾患(的精神状態)に対する心理療法となりうる、と。つまり「癒し」になる、と。
まあぶっちゃけ、心理療法的な考え方においては、「その話を信じる信じないじゃなくて、信じることによってえられる「確信感」が大事」、という話だ。別にそこでなされる話は嘘でも、「迷信」でもいい、と。問題はそれが事実か否かということじゃなくて、それによってえられる「確信感」という心理作用だからだ、と。
お前は今お前がしている「かけっこ」について疑念を持っている、と。だから「会社をやめたい」と。
で、ここで海外留学すれば、「フィリピンの(お前にとって)新しい話」「神話」「嘘」「迷信」は、お前に「確信感」という心理作用をもたらすかもしれない。
だが、「確信したがる」ってのは、それによって心を平安をえているなら快楽原則だが、疑念を持つことは、欲望を根拠にしている場合もあるが欲望の希薄な死の欲動を根拠にしている。
いわば、どちらも本能的なものだ、ということ。快楽原則は欲動ではないが。理屈上。
だから、まあ別にあんま変わらないだろうなあ、と。
それこそ「心理療法で病気が治った人を見たことがない」って話だよ。これについて現役メンヘラであるわたしが力強く同意しよう。
つまり、お前の「正常という精神疾患」を再発させるための刺激としての海外留学、ってことになるだろうが、刺激は刺激で本人の意図通りの結果を心にもたらすわけじゃない、ってことが。
まあ「海外留学しようが本質は変わらない」ってのはelveさん自身が自覚してそうだけどさ。
脂 2011/09/04 05:18
>別にそこでなされる話は嘘でも、「迷信」でもいい、と。問題はそれが事実か否かということじゃなくて、それによってえられる「確信感」という心理作用だからだ、と。
「落ちちゃった妻」に対してこう言って丸め込むようなことだな。
「その現地の「迷信」は「嘘」かもしれないが、問題は、それが「嘘か本当か」じゃなくて、あなたがそれを信じることによって、あ、信じるふりでもいいですよ? それでえられる心の平安の方が、少なくとも大事じゃないでしょうか」
みたいな感じかな。
そう言われるとその妻もなんか心が軽くなりそうな気がしね?
あんましねえなあ(失笑)。
まあ心理療法なんてこの程度のものである。
「ナラティブセラピー」とかと同じ詐欺手法だな。
脂 2011/09/04 05:25
「神話、迷信は、それが事実か否かということは問題ではない。それによって人々の心に与える影響が大事なのだ」
構造主義者の言い分ですな。
そういった「心への影響」があるのを認めたがらないんだよ、正常というキチガイたちは。
そういった「心への影響」があるから正常なんだ。
ぶっちゃけその「神話、迷信」は科学であってもいい。ちゃんとした科学者はみんな言うだろ、「現代の科学でもいまだわかってないことが多い」と。だとすればそれも「迷信」と同じだとは言える。
脂 2011/09/04 05:29
大野さんちで自称現役心理カウンセラーがわたしのコメントに対し「参考にはなるが、こういうことを公に言うのはいかがなものか」みたいに言ってきたとき、わたしこう返したんだよな。
「心理カウンセラーは奇術師のようなものだ。だとすればわたしはそのトリックを種明かしして稼ぐマスクマジシャンみたいなものだ」
と。
脂 2011/09/04 05:38
お前が、今のお前が参加しているかけっこに対して疑念を持っているのは、以前かららしいが、「ゲームだってことに今さら気づいた」って言っていただろ、それ。「疑念」は言いすぎかもしれないがな。「確信できない」と言い換えてもいい。
で、「フィリピンのかけっこならどうなるんだろう」みたいな話なんじゃないのか?
でも、フィリピンだろうが今の日本の環境だろうが、
「それは「ゲーム」、つまり「迷信」「嘘」かもしれないが、問題は、それが「嘘か本当か」じゃなくて、あなたがそれを信じることによって、あ、信じるふりでもいいですよ? それでえられる心の平安の方が、大事じゃないでしょうか。少なくとも今は」
って文章で丸め込められるだろ、理屈的に。
脂 2011/09/04 05:42
お前以前ちらっと「宗教には憧れてるところがある」とか言ってたが、「マイルドな宗教のようなもの」として、今のお前にとってのフィリピン文化は、あるんじゃないのけ?
脂 2011/09/04 05:45
「信じる者は救われる」は、正常という精神疾患の症状説明として、正しいんだよ。
「信じること」「確信感」で心の平安をえられるのが正常という精神疾患なんだから。
脂 2011/09/04 05:46
まさに「気の持ちよう」だな。
戻っちゃったな、話が。
脂 2011/09/04 05:53
その文化における「迷信」「神話」を「嘘だ」として論破するのはたやすい。
わたしが問題だとしている点は、心理カウンセラーたちと同じだ。
ただそれをそのまま話している。その大野さんちみたいに「種明かしを恐れるマジシャンたち」のようなことは言わない。
そのまま話す=種明かし、だろ。
脂 2011/09/04 05:54
>その大野さんちみたいに
大野さんちのカウンセラーみたいに、ね。
脂 2011/09/04 15:02
問題は、「確信感によってえる心の平安」だが、わたしはさらに「その心の平安が希薄化することに対する正常人たちの過剰反応が問題だ」としている。
それこそフロイトが論じた「嫉妬妄想の男」だろ。
=====
関係妄想の意味するところは、彼らがすべての見知らぬ人から、なにか愛情のごときものを期待していることである。
=====
「愛情」も「心の平安を作用させる原因」だと考えれば、「嫉妬妄想の男」とつながる。つまりファクティッシュは「あなたも嫉妬妄想・関係妄想のパラノイアになりなさい」という概念なわけだ。
脂 2011/09/04 15:39
「あなたもパラノイアになりなさい」
これすべての心理療法に通底する問題だけどな。新宮一成も著書で「では精神分析はパラノイアをつくるのか」と自問自答している。
この記事とつながらなくないな。
「落ちちゃった」状態で「全体性を把握」したらそれは「より強大な被害妄想」になるだけだ。相手が個人だったのが共同体や神や父になるだけ。
それが「被害」となるかならないかが問題だろ。
ファルス、っつうかS1についてはここ参照。
脂 2011/09/04 04:49
留学で「落ちちゃう」場合もあるだろうけどな。
そういう「異文化に住むことで落ちちゃう」病気は結構ある。旦那の海外赴任についてった妻とかな。旦那は会社という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所があるが、妻にはないから、みたいなことか。
で、こういうときに「ファクティッシュ」って概念になるわけだろうけど、「異文化在住を原因とする落ちちゃう精神疾患」には有効な気がするわ。
脂 2011/09/04 04:50
>旦那は会社という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所があるが、
妻も子供や家庭という「異文化の中でもそれまで自分が持っていたルール」を維持しうる場所を持ちえるがな。
脂 2011/09/04 05:00
結局ファクティッシュってファルスの意味作用の一部だと思うがな。ファルスに近い意味ではあるが。
脂 2011/09/04 05:14
>で、こういうときに「ファクティッシュ」って概念になるわけだろうけど、「異文化在住を原因とする落ちちゃう精神疾患」には有効な気がするわ。
実験的にわかりやすく言い直してみよう。
「ファクティッシュ」ってのは、「全体性を把握することでゲットする確信感」だ。いわば民俗的な「迷信」もこれ。神話なんてぶっちゃけ全部そうだろ、「神様があれこれして昼と夜ができた」って風に「迷信」としての「全体性」を説明している。
もちろんその文化に属している人々がみんな本当に「神様があれこれして昼と夜ができた」と信じているというわけでもなかろう。問題は、「神様があれこれして昼と夜ができた」こと自体は別に信じているというほどでもないかもしれないが、それに従うことでえる「確信感」そのものだ。
この「確信感」が、旦那の海外赴任についてった妻が陥る精神疾患(的精神状態)に対する心理療法となりうる、と。つまり「癒し」になる、と。
まあぶっちゃけ、心理療法的な考え方においては、「その話を信じる信じないじゃなくて、信じることによってえられる「確信感」が大事」、という話だ。別にそこでなされる話は嘘でも、「迷信」でもいい、と。問題はそれが事実か否かということじゃなくて、それによってえられる「確信感」という心理作用だからだ、と。
お前は今お前がしている「かけっこ」について疑念を持っている、と。だから「会社をやめたい」と。
で、ここで海外留学すれば、「フィリピンの(お前にとって)新しい話」「神話」「嘘」「迷信」は、お前に「確信感」という心理作用をもたらすかもしれない。
だが、「確信したがる」ってのは、それによって心を平安をえているなら快楽原則だが、疑念を持つことは、欲望を根拠にしている場合もあるが欲望の希薄な死の欲動を根拠にしている。
いわば、どちらも本能的なものだ、ということ。快楽原則は欲動ではないが。理屈上。
だから、まあ別にあんま変わらないだろうなあ、と。
それこそ「心理療法で病気が治った人を見たことがない」って話だよ。これについて現役メンヘラであるわたしが力強く同意しよう。
つまり、お前の「正常という精神疾患」を再発させるための刺激としての海外留学、ってことになるだろうが、刺激は刺激で本人の意図通りの結果を心にもたらすわけじゃない、ってことが。
まあ「海外留学しようが本質は変わらない」ってのはelveさん自身が自覚してそうだけどさ。
脂 2011/09/04 05:18
>別にそこでなされる話は嘘でも、「迷信」でもいい、と。問題はそれが事実か否かということじゃなくて、それによってえられる「確信感」という心理作用だからだ、と。
「落ちちゃった妻」に対してこう言って丸め込むようなことだな。
「その現地の「迷信」は「嘘」かもしれないが、問題は、それが「嘘か本当か」じゃなくて、あなたがそれを信じることによって、あ、信じるふりでもいいですよ? それでえられる心の平安の方が、少なくとも大事じゃないでしょうか」
みたいな感じかな。
そう言われるとその妻もなんか心が軽くなりそうな気がしね?
あんましねえなあ(失笑)。
まあ心理療法なんてこの程度のものである。
「ナラティブセラピー」とかと同じ詐欺手法だな。
脂 2011/09/04 05:25
「神話、迷信は、それが事実か否かということは問題ではない。それによって人々の心に与える影響が大事なのだ」
構造主義者の言い分ですな。
そういった「心への影響」があるのを認めたがらないんだよ、正常というキチガイたちは。
そういった「心への影響」があるから正常なんだ。
ぶっちゃけその「神話、迷信」は科学であってもいい。ちゃんとした科学者はみんな言うだろ、「現代の科学でもいまだわかってないことが多い」と。だとすればそれも「迷信」と同じだとは言える。
脂 2011/09/04 05:29
大野さんちで自称現役心理カウンセラーがわたしのコメントに対し「参考にはなるが、こういうことを公に言うのはいかがなものか」みたいに言ってきたとき、わたしこう返したんだよな。
「心理カウンセラーは奇術師のようなものだ。だとすればわたしはそのトリックを種明かしして稼ぐマスクマジシャンみたいなものだ」
と。
脂 2011/09/04 05:38
お前が、今のお前が参加しているかけっこに対して疑念を持っているのは、以前かららしいが、「ゲームだってことに今さら気づいた」って言っていただろ、それ。「疑念」は言いすぎかもしれないがな。「確信できない」と言い換えてもいい。
で、「フィリピンのかけっこならどうなるんだろう」みたいな話なんじゃないのか?
でも、フィリピンだろうが今の日本の環境だろうが、
「それは「ゲーム」、つまり「迷信」「嘘」かもしれないが、問題は、それが「嘘か本当か」じゃなくて、あなたがそれを信じることによって、あ、信じるふりでもいいですよ? それでえられる心の平安の方が、大事じゃないでしょうか。少なくとも今は」
って文章で丸め込められるだろ、理屈的に。
脂 2011/09/04 05:42
お前以前ちらっと「宗教には憧れてるところがある」とか言ってたが、「マイルドな宗教のようなもの」として、今のお前にとってのフィリピン文化は、あるんじゃないのけ?
脂 2011/09/04 05:45
「信じる者は救われる」は、正常という精神疾患の症状説明として、正しいんだよ。
「信じること」「確信感」で心の平安をえられるのが正常という精神疾患なんだから。
脂 2011/09/04 05:46
まさに「気の持ちよう」だな。
戻っちゃったな、話が。
脂 2011/09/04 05:53
その文化における「迷信」「神話」を「嘘だ」として論破するのはたやすい。
わたしが問題だとしている点は、心理カウンセラーたちと同じだ。
ただそれをそのまま話している。その大野さんちみたいに「種明かしを恐れるマジシャンたち」のようなことは言わない。
そのまま話す=種明かし、だろ。
脂 2011/09/04 05:54
>その大野さんちみたいに
大野さんちのカウンセラーみたいに、ね。
脂 2011/09/04 15:02
問題は、「確信感によってえる心の平安」だが、わたしはさらに「その心の平安が希薄化することに対する正常人たちの過剰反応が問題だ」としている。
それこそフロイトが論じた「嫉妬妄想の男」だろ。
=====
関係妄想の意味するところは、彼らがすべての見知らぬ人から、なにか愛情のごときものを期待していることである。
=====
「愛情」も「心の平安を作用させる原因」だと考えれば、「嫉妬妄想の男」とつながる。つまりファクティッシュは「あなたも嫉妬妄想・関係妄想のパラノイアになりなさい」という概念なわけだ。
脂 2011/09/04 15:39
「あなたもパラノイアになりなさい」
これすべての心理療法に通底する問題だけどな。新宮一成も著書で「では精神分析はパラノイアをつくるのか」と自問自答している。
この記事とつながらなくないな。
「落ちちゃった」状態で「全体性を把握」したらそれは「より強大な被害妄想」になるだけだ。相手が個人だったのが共同体や神や父になるだけ。
それが「被害」となるかならないかが問題だろ。
ファルス、っつうかS1についてはここ参照。
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